はじめに

「高等専修学校」という言葉をはじめて耳にされた方もいらっしゃるかと思います。
ご子息、ご息女の進路について正確な知識を得ることはとても大切な事です。
ここでは、高校をはじめとする15歳以上の人が学ぶ教育機関について、制度の概略をご紹介します。

『東京都知事が認可した学校』
認可校とは?

国際共立学園高等専修学校は、中学校、高等学校などの学校種別で分けると、専修学校というグループに属します。専修学校とは、学校教育法124条に定められた学校のことを指し、『職業若しくは実際 生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図ること』を目的としています。文部科学省の定めた教員資格、施設・設備など一定の基準を満たし、監督官庁である都道府県知事の認可を得た学校だけが専修学校と名乗ることを許されています。中学生や高等学校同様、公的に認可された教育機関ということです。

『東京都知事が認可した学校』認可校とは?『東京都知事が認可した学校』認可校とは?

後期中等教育機関とは?

15歳以上の人が学ぶ教育機関を「後期中等教育機関」と言います。後期中等教育機関のうち、高等学校や高等専門学校(高専)は皆さんもご存知のことと思いますが、高等専修学校も実践的な教育を行なう正規の教育機関として学校教育法に位置づけられており、当然本校もここに含まれます。
高等専修学校は、一般的な教育と職業に直結した技術習得を同時に行なうことが出来る、今の時代の流れをリードする実践的な職業教育の場です。

後期中等教育機関とは?後期中等教育機関とは?

『文部科学省が指定した(大学入学
資格付与
〈高等学校卒業同等程度〉
指定校)とは?

『文部科学省が指定した(大学入学資格付与〈高等学校卒業同等程度〉指定校)とは?

高等専修学校のうち、下記の基準を満たし、文部科学大臣の認定を受けた学科の生徒は、卒業と同時に大学入学付与資格が得られます。

『文部科学省が指定した(大学入学資格付与〈高等学校卒業同等程度〉指定校)とは?

大学入学資格付与指定校を卒業すると大学受験できる資格が自動的に与えられます。
「高等学校卒業程度認定試験」などの国家試験を受験する必要も、通信制高校を併習する必要もありません。学校の授業を履修するだけでよいのです。
もちろん、大学だけではなく短期大学や専門学校の受験資格も得られます。就職に際しても、賃金などの就業条件は高校卒業者と同じとするよう、国の指導があります。
大学入学資格付与の指定は学科単位で認定されますが、全ての高等専修学校が指定を受けている訳ではありません。平成30年4月1日現在、都内に高等専修学校42校あり、23校で取得可能となっています。本校はその23学科に含まれた、美容、製菓、調理のスペシャリストを養成する学校です。

『厚生労働大臣が指定した
養成施設』養成施設とは?

美容師、製菓衛生師や調理師など国家資格について、教員資格、施設・設備など一定の基準を満たし、監督官庁である厚生労働大臣が「指定」(認可と同じ意味です)した教育機関を『養成施設』といい、資格試験を受験するためには、養成施設で厚生労働省の定める教育課程を履修したことが必要です。本校のように中学校卒業者を対象とする養成施設は、厚生労働省の定める教育課程に加え、現代社会、化学と保健の3科目を履修する必要があります。

つまり、国際共立学園高等専修学校とは3つの要素を兼ね備えた学校です。つまり、国際共立学園高等専修学校とは3つの要素を兼ね備えた学校です。