本日、本校にて大手飲料メーカー「株式会社伊藤園」の方々をお招きし、来たる『製調祭』に向けた特別なお菓子のプレゼンテーションを行いました。
本校の製菓衛生師・調理師科にとって最大のイベントの一つである製調祭。その中で開催される「お茶・紅茶セミナー」にて、伊藤園様のお茶に合わせて提供する「小菓子」を生徒たちが考案・制作しました。
本日は、その選考とフィードバックを兼ねた重要な一日となりました。
普段の授業とは一味違う、張り詰めた空気の中で試食会はスタートしました。
生徒たちは自分たちが考案したお菓子について、コンセプトや工夫した点をプロの方々の前でプレゼンテーションします。企業の第一線で活躍される方々を前に、生徒たちの表情も真剣そのもの。サーブする所作一つひとつにも、日頃の学びが表れていました。
今回提案したのは、お茶の風味を引き立てる和菓子や焼き菓子たち。
伊藤園の皆様には、実際に生徒が作ったお菓子を一口ずつ丁寧に味わっていただきました。
「お茶とのペアリングとしてどうか」「お客様に提供するクオリティに達しているか」。
味だけでなく、見た目の美しさや食べやすさに至るまで、プロならではの視点で具体的なアドバイスや改善点をいただきました。
厳しいながらも温かいフィードバックは、生徒たちにとって教科書だけでは学べない、非常に貴重な経験となりました。
今回披露されたお菓子の一部をご紹介します。
校名の焼き印が入った抹茶のどら焼きや、季節を感じさせる美しい練り切りなど、生徒たちの技術と想いが詰まった一品です。いただいたアドバイスを元に、本番までにさらに改良を重ねていきます。
製調祭当日の「お茶・紅茶セミナー」では、さらに完成度を高めたお菓子で皆様をおもてなしいたします。生徒たちの成長の成果を、ぜひ会場で味わってください。